NGP産学協同研究会、イタリアで開催された「TE2018」で研究成果を発表
2018年7月09日
2018年7月3日~6日にイタリアのモデナ大学で開催されました 「TE2018 (The 25th International Conference on Transdisciplinary Engineering)」で、明治大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士2年 岡本拓也が「Proposal of an appropriate repair option from the view point of product value, environment impact and cost: case study of automobile engine(自動車部品の使用価値、環境負荷、コストの観点からの適切な補修方法の提案:自動車用エンジンを事例として)」と題した発表を行いました。
発表概要
自動車リユース部品とは、廃車から再利用可能な部品を取り出し、洗浄、点検した部品です。一般的にリユース部品は新品部品に比べ低コスト、低環境負荷です。しかし、使用価値と寿命は新品部品に比べて劣ります。よって、自動車のライフサイクル全体を通して考えた場合、ユーザの使用予定期間によっては、必ずしもユーザにとってリユース部品を使用することが有益ではありません。この研究では、自動車のライフサイクル全体を通して、使用価値、環境負荷、コストの観点から、ユーザに有益な補修方法を提案することを目的としています。 TE2018は、最新かつ関連性のある研究や理論、活動を工学分野の最前線に広げ、コンカレントエンジニアリングとコラボレーティブエンジニアリングの方法論を発展させることを目的に、今年で25回目の開催となる国際学会です。 聴講者の方からは「自動車以外の様々な製品分野でも、部品をリユースしようと力を入れている。様々な観点からリユース部品を評価し、リユース部品の使用促進をすることは重要である」など高い評価を得ることができました。
TE2018:
https://www.te2018.com/