香川県瀬戸内海にある「豊かな自然に恵まれた島」で発覚した不法投棄事件は、1970代後半からはじまりました。
廃棄物には使用済み自動車の破砕くず(シュレッダーダスト)や、汚泥、廃油が含まれ、児童の健康被害や、土壌からは高濃度のダイオキシンや鉛・水銀・カドミウム等が検出されました。
2003年から廃棄物の撤去がスタート、廃棄物の量は93万トン以上、処理総額は700億円超にもなりました。
しかしながら、2018年、新たな廃棄物が発見され、現在も撤去作業が続くとともに汚染された地下水の浄化作業も続いています。
豊島問題は経済成長のもと、大量生産、大量消費、大量廃棄という効率を求められる社会の中、都会で発生した大量のゴミが小さな島に押しつけられるという社会問題でした。
NGPは、使用済み自動車の適正処理を高度化し、その使用済み自動車から有効に活用する「リサイクル部品」を社会に提供します。今後、求められる資源循環型社会を構築していくという使命を果たすとともに、人々の豊かな暮らしと、子供たちの未来のために、「人」と「車」と「地球」にやさしい組織活動を推進してまいります。
2005年1月に施行された自動車リサイクル法「使用済自動車の再資源化等に関する法律」に順守し、使用済自動車の適正処理、自動車部品のリユース、自動車に使用されている素材の再資源化等によるゴミ等の廃棄物を抑制し、環境負荷を低減し、持続可能な社会を実現します。
瀬戸内オリーブ基金は、有害産業廃棄物の不法投棄事件「豊島事件」をきっかけに、2000年に設立されたNPO法人で、瀬戸内の美しい自然を守ること、再生することを目指しています。
NGPは瀬戸内オリーブ基金の活動である、豊島ゆたかなふるさとプロジェクトに賛同しています。
廃車を1台引き取るごとに寄付金を。また、全加盟店へ募金箱を設置しています。
2020年10月、「廃車王」の加盟店として廃車王【岡山北店】を展開する株式会社桃太郎部品(岡山県岡山市)は、「廃車王」で買い取った車両1台を瀬戸内オリーブ基金に寄贈。寄贈した車両は、産業廃棄物不法投棄事件の現場見学やボランティア活動などに活用されます。
車の修理や車検でリサイクル部品を利用することで得られるCO2削減量に応じて寄付金を。
●「2019年度」寄付金贈呈
●「2020年度」寄付金贈呈
●「2021年度」寄付金贈呈
2030年までに不法投棄現場すべてが、国立公園にふさわしい姿にもどることを目指して活動していきます。
富山県立大学と明治大学で進めていた「自動車リサイクル部品による環境負荷低減効果の研究」の成果を一般公開しています。
リサイクル部品の利用により、製造・流通の際に排出されるCO2を削減できます。リサイクル部品利用の啓蒙活動を進め、地球環境保護に努めて参ります。
捨てずに使う、何度も使える梱包材を推奨しています。リサイクル部品の運搬時、段ボールやパレットなど使い捨てのものを使わないことにより廃棄物を抑制します。
毎月、リターナブル梱包材の利用に伴うCO2削減効果を数値化し、ホームページ及びNGPニュースでご紹介しています。
使用済み自動車を原材料として、使用済み自動車の適正処理、リサイクル部品を生産する際の資源・エネルギーの流れを一貫して把握、環境負荷の低減に努めています。
NGPリサイクル部品で子どもたちを支援
~自動車リサイクルを通じて3Rの重要性を推進~
自動車リサイクルをより多くの方に知ってもらうために、2006年から13年連続出展。環境問題を学校で学ぶ小中高生にも分かりやすいブースで高い関心を得ています。
2011年3月11日に発生した「東日本大震災」をきっかけに、全国の子どもたちのためにベルマーク支援活動を開始。より多くの人の知っていただくため、全国で開催されるベルマーク説明会に積極的に参加。
自動車リサイクルを通じて、子どもたちに「リユース」「リサイクル」「廃棄物抑制」の大切さを学んでもらう工場見学会を全国で実施。
保護者の交通事故が原因で経済的に修学が困難となる子どもたちが一人でも減ることを願ってNGP は1991 年より 29 年間売上の一部を交通遺児育英会の「あしながおじさん奨学金制度」に寄付しています。
NGPは三大信条、
「お客様第一!」
「よりよい商品を!より正確に!より早く!」
「補修部品業界のリーダーたること!」
を設定し、私たちの使命、考え方、行動の原則を示し、お客様のため、社会のために役立つ活動を積み重ねていきます。
また、安全で働きやすく、働きがいのある職場づくりに取り組みます。