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「第18回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました~岡山大学との第9回目の産学連携による植生回復活動~

2025年6月5日

NGP 協同組合では、2025 年6月4日・5日の2日間、香川県豊島にて環境保全・再生活動を行いました。第18 回目となる今回は、前回に続き「岡山大学大学院環境生命科学研究科の嶋教授との産学連携による豊島植生回復活動」(※1)を主な活動として行いました。
今回は、組合員と本部職員15名に加え、一般社団法人日本トラックリファインパーツ協会(以下、JTP)から4名が初めて参加され、合計19名で実施しました。
(一般社団法人日本トラックリファインパーツ協会:https://jtp.or.jp/
NGPとJTPは「大型自動車リサイクル部品の環境負荷低減効果に関する産学共同研究」(※2)に取り組んでおり、同じ自動車リサイクル事業者として豊島の環境保全活動の力になりたいとの想いから、今回ご参加いただきました。

●岡山大学との産学連携による植生回復活動
今回は、産業廃棄物不法投棄現場を見渡すことができる展望台まで続く階段横に、豊島に自生している植物を植える「見本園」を作るための整備を行いました。雑草の除去、水や土砂の侵入を防ぐための土嚢の設置、竹の切り出し、竹で出来た柵の作成、苗木を植えるための砂の運搬などを行いました。

作業前

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階段横の雑草を除去する様子

作業前

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作業後

作業後

作業前

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土嚢を作り、見本園まで運ぶ様子

作業前

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竹を切り、運び出す様子

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豊島の竹で作った柵を設置する様子

作業前

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バケツリレー方式で砂を上へ運び、見本園に敷く様子

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作業後

作業後

また、岡山大学が豊島の植生回復の研究をしている区画で、雑草を刈る作業を行いました。植栽した植物の芽も刈ってしまわないよう、手作業で刈りました。

作業前

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雑草を手作業で刈る様子

作業前

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作業後

作業後

嶋教授は「本来の豊島の植生が分かるような見本園を、豊島でとれた竹や砂を使って作ることで、いずれ腐るもの、ゴミにならないもの、豊島の中にあるもので完結させたいと考えています。また、植生回復活動地の雑草は、養分が地上部にある夏場に刈ることで再び生えにくくしていきたいです。そのお手伝いをNGPさんにお願いしたい。」と語っており、植生回復活動地を広げるとともに、環境教育の場として見本園を活用してもらうことで、豊島にどんな植物があったのかを知ってもらえれば、との想いで活動を続けています。

豊島で起きた不法投棄事件による環境被害は、まだ完全に回復できていません。(※3) NGP は今後も瀬戸内オリーブ基金(※4)、岡山大学と協力して、「豊島事件」の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動と3R の大切さを後世に伝える活動に取り 組んでまいります。

NGP香川県豊島 環境保全・再生活動

※1過去の「国立公園原状回復活動(岡山大学との植生回復活動)」についてはこちら
https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima/recovery_univ.php
※2「大型自動車リサイクル部品の環境負荷低減効果に関する産学共同研究」
https://www.ngp.gr.jp/press/p_info/74.php
※3「豊島産廃問題の歴史」についてはこちら
https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima/history.php
※4「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/)

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