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【ESD/SDGs】神戸(かんべ)小学校(三重県鈴鹿市)でNGPバーチャル工場見学を実施

2021年8月31日

NGP協同組合は、8月20日に神戸(かんべ)小学校(三重県鈴鹿市)の小学5年生100名に対し、バーチャル工場見学会を実施いたしました。
これは、コロナ禍で郊外に出ての社会科見学を取りやめる学校が多く、子どもたちの校外学習の機会が減っている背景から、今年の4月に開始した施策(※1)になります。

今回は、NGP組合員の株式会社マーク・コーポレーション(三重県鈴鹿市、向井弘光社長)協力のもと行われました。同社は、毎年受け入れている工場見学がコロナの影響で中止になっており、本施策を活用して「地元の子どもたちに対して教育の場を提供したい」という想いから、鈴鹿市の教育委員会に提案したところ、地元小学校2校が手を挙げ今回のバーチャル工場見学が実現いたしました。

バーチャル工場見学は学校の1時限(45分)に合わせて行われ、㈱マーク・コーポレーションの担当者と学校をWEB会議システムで接続し、相互に意見交換ができるようになっています。工場見学動画では、車の引取りから、エアバック・フロンガス・液類などの適正処理、リサイクル部品ができるまでの流れ、鉄やアルミなどの素材の分別や、自動車リサイクルに関するクイズを交えながら、実際の工場見学さながら学ぶことができます。

また、NGPが使用済み自動車の説明書から作成した「環境教育ノート」(※2)を参加する児童全員に配布し、環境教育ノートができるまでの動画を視聴していただくことで、自動車リサイクルを通じて廃棄物の排出抑制や資源循環、アップサイクルの概念を知ってもらうきっかけ作りにもなりました。
質疑応答の時間では、
「寿命が来た車(廃車)とは、どんな部品が壊れて『寿命が来た』となるのか?」
「99%車がリサイクルされているのは素晴らしいが、1%はどんな部品なのか?」
「タイヤはどのようにリサイクルされるのか?」
「自動車リサイクルのお仕事で、嬉しいと感じるときはどんな時か?」
など、質問が予想以上に多く出たことから、バーチャル工場見学が子どもたちに与えた影響は大きかったのではないかと感じました。

現在、全国各地から申し込みが来ており、引き続き自動車リサイクル事業を通じて、これからの時代を担う子どもたちへの教育支援活動に取組んでまいります。

NGP協同組合 「バーチャル工場見学会」を実施

工場見学動画内の「環境クイズ」に積極的に参加する子どもたち

NGP協同組合 「バーチャル工場見学会」を実施

子どもたちからの質問は、途切れることなく時間いっぱい行われました

NGP協同組合 「バーチャル工場見学会」を実施

㈱マークコーポレーションと教室を、WEB会議システムを利用して接続

NGP協同組合 「バーチャル工場見学会」を実施

実際の工場見学に即した動画に、子どもたちは興味津々(ZOOM動画より)

※1「NGPバーチャル工場見学」についてはコチラ
https://www.ngp.gr.jp/factory/
※2「NGPアップサイクルプロジェクト」についてはコチラ
https://www.ngp.gr.jp/upcycle/

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