トップメッセージ
私たちは自動車リサイクル事業を通して地球環境保全に貢献します。
私たちの地球は資源の枯渇、増加する廃棄物、温暖化問題など深刻な課題を抱えています。
同様に使用済み自動車もリサイクルされないと膨大な廃棄物として大きな社会問題になります。
NGP は全国で排出される使用済み自動車の適正処理を高度化し、その使用済み自動車から有効に活用する「リサイクル部品」を社会に提供して、求められる資源循環型社会構築への使命を果たしていきます。
NGP は「自動車リサイクル部品」を廃棄物の削減とエネルギーの使用抑制、CO2削減など、 子供たちの未来の地球環境に貢献する商品と考え、利用の拡大を推進しています。
環境
私たちはリサイクル部品を市場に流通することによって、省エネルギーと地球環境を維持する社会構築をめざします。
供給
私たちは自動車共存型社会において、質の高いリサイクル部品を安定的に供給していきます。
経済
私たちはユーザーが低廉な料金でご利用できるように、たゆみない経営効率化に努めます。
ご挨拶
昨年、ブラジル・ベレンで開催されたCOP30(国連気候変動枠組条約第30回締約国会議)では、パリ協定の1.5℃目標達成に向けて、各国に2035年に向けた温室効果ガス削減目標(NDC)の早期提出が求められました。また、各国の削減目標を着実な実行へと結び付けるため、気候資金の拡充や国際協力の強化について議論が行われました。
世界では、「カーボンニュートラル」と「サーキュラーエコノミー」の実現に向けた取組みが加速しています。EUでは、2026年6月18日に使用済み自動車規則(ELV規則)が承認されました。同規則では、新車に使用する再生プラスチックを25%、さらにそのうち使用済み自動車(ELV)由来の再生プラスチック比率を20%とする方針が盛り込まれており、自動車産業全体における資源循環の重要性が一層高まっています。
日本においても、経済産業省の主導のもと、2026年4月より自動車リサイクル事業者等に対するインセンティブ制度が開始されました。ASR(自動車破砕残さ)の削減や再資源化の高度化、高品質な再生資源の供給など、自動車リサイクル産業には従来の廃棄物処理の枠を超えた役割が求められています。また、自動車メーカー各社も循環型ものづくりへの取組みを進めており、トヨタ自動車は2030年までに再生樹脂の利用量を現在の3倍以上に拡大する方針を掲げるなど、自動車産業全体で資源循環を前提とした社会への転換が進められています。
こうした社会的要請の高まりの中、NGPでは長年にわたり大学との共同研究を通じて、自動車リサイクル部品の活用によるCO2削減効果の研究に取り組んでまいりました。そして2026年には、その研究成果を基盤として、自動車リサイクル部品の活用によるCO2削減効果を評価する世界初の方法論の策定に参画いたしました。これにより、これまで定量化が難しかったリユース部品の環境価値を客観的に可視化する仕組みが整備され、自動車産業における脱炭素化とサーキュラーエコノミーの推進に向けた新たな一歩となりました。
さらにNGPでは、この方法論を活用し、自動車リサイクル部品の環境価値をカーボンクレジットとして創出を目指します。自動車リサイクル部品の利用による環境価値を社会全体で共有し、その価値を循環させる仕組みづくりを通じて、自動車リサイクル産業の持続的な発展と脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
私たちNGPは、全国の組合員ネットワークを活かし、使用済み自動車の適正処理、リユース部品の生産・流通、さらには鉄・アルミ・銅・プラスチックなどの資源循環に取り組んでいます。これらの活動を通じて、CO2排出量の削減、資源の有効利用、廃棄物削減に貢献してまいりました。しかし、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現は、自動車リサイクル業界だけで達成できるものではありません。自動車メーカーや部品メーカー、整備事業者、保険会社、そして消費者を含めた多くのステークホルダーとの連携が不可欠です。私たちは静脈産業としての役割にとどまることなく、動脈産業と連携しながら高品質な資源やリユース部品を供給する「リソーシング産業」として、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
NGP 日本自動車リサイクル事業協同組合
理事長 小林信夫



