トップメッセージ
私たちは自動車リサイクル事業を通して地球環境保全に貢献します。
私たちの地球は資源の枯渇、増加する廃棄物、温暖化問題など深刻な課題を抱えています。
同様に使用済み自動車もリサイクルされないと膨大な廃棄物として大きな社会問題になります。
NGP は全国で排出される使用済み自動車の適正処理を高度化し、その使用済み自動車から有効に活用する「リサイクル部品」を社会に提供して、求められる資源循環型社会構築への使命を果たしていきます。
NGP は「自動車リサイクル部品」を廃棄物の削減とエネルギーの使用抑制、CO2削減など、 子供たちの未来の地球環境に貢献する商品と考え、利用の拡大を推進しています。
環境
私たちはリサイクル部品を市場に流通することによって、省エネルギーと地球環境を維持する社会構築をめざします。
供給
私たちは自動車共存型社会において、質の高いリサイクル部品を安定的に供給していきます。
経済
私たちはユーザーが低廉な料金でご利用できるように、たゆみない経営効率化に努めます。
ご挨拶
昨年エジプトで開催されたCOP27では、激しさを増す気候変動への対応として、パリ協定の1.5℃目標(2030年までの気温上昇に関する長期目標)の重要性の再確認及び国別目標(NDC)の強化、途上国等に気候変動の悪影響に伴う損失と損害を補償する基金の設置等を盛り込んだ全体決定が採択されました。
また、気候変動だけでなく、増大するプラスチックごみや資源の枯渇など、深刻化する課題への対応としてサーキュラーエコノミー(循環型経済)が注目されています。
2023年3月に経済産業省が公表した「成長志向型の資源自律経済戦略」では、資源需要の拡大や特定国のレアメタル供給集中、廃棄物処理の課題、そしてCO2の排出の削減といった現代の問題を背景に、サーキュラーエコノミーへの転換を積極的に進める方針を示し ており、この戦略の中で、生産・販売を担当する「動脈産業」とリサイクル・廃棄物の最終処分を行う「静脈産業」の連携を強化し、サーキュラーエコノミーの実現とカーボンニュートラルを一体的に推進させることが提唱されています。
サーキュラーエコノミーの実現のためには、廃棄物を生み出さず、製品と原材料を高い価値を保ったまま循環させることがあらゆる企業に求められ、これまで廃棄物として見過ごしてきたものを見直し、循環させていく必要があります。
これまで、自動車業界は製品のライフサイクル内での各工程、すなわち開発・製造・販売・使用・再利用、そしてリサイクル・最終処分を担う各事業者間の連携は最小限に留まっていました。これからは、これらの課題に対し自動車業界全体で取組んでいくことが必要不可欠であると考えております。
NGP 日本自動車リサイクル事業協同組合
理事長 小林信夫