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【世界初※】自動車パーツリユースによるボランタリークレジット4,883tCO2を創出
~株式会社NGPの自動車リサイクルプロジェクトが切り拓く、脱炭素とサーキュラーエコノミーの相乗ソリューション~

プレスリリース

2026年10月26日
No.80

プレスリリースNO80mainイメージ

NGP日本自動車リサイクル事業協同組合(本部:東京都港区、理事長:小林信夫)の関連会社である株式会社NGP(本社:東京都港区、代表取締役:佐藤幸雄、以下「NGP」)は、当社が申請した「自動車リサイクル部品活用によるCO2排出削減プロジェクト」において、第三者審査・検証を経て、世界初※となる「自動車パーツリユース」によるボランタリーカーボンクレジット(以下「ボランタリークレジット」)4,883tCO2eを創出しました。本クレジットは、株式会社Linkhola(本社:東京都港区、代表取締役:野村恭子、以下「Linkhola」)が運営する制度「EARTHSTORY」において、2026年9月17日に発行されました。

本プロジェクトは、2026年に正式策定された方法論「自動車パーツリサイクル」を適用した第1号プロジェクトです。自動車のリユース部品活用は、単なる「中古品の再利用」を超え、従来の再生可能エネルギーや省エネルギーの取組みだけでは対応しきれない領域に、部品・素材の循環利用による「新品製造・輸送由来の排出削減」という形でアプローチする、サーキュラーエコノミー(循環型経済)との相乗ソリューションモデルです。本プロジェクトは日本発モデルとして、気候変動対策と資源循環社会の実現に同時に貢献する歴史的な第一歩となります。

※自動車リサイクルにおける「部品リユース」を対象としたボランタリーカーボンクレジットの発行として世界(Linkhola調べ、2026年10月Web調査)

プレスリリースNO80カーボンクレジット発行時の記念撮影

カーボンクレジット発行時の記念撮影(左から、NGP日本自動車リサイクル事業協同組合理事長小林信夫、株式会社NGP代表取締役佐藤幸雄、株式会社Linkhola代表取締役野村恭子)

■本プロジェクトの特徴と成果

1.世界初※、リユース部品のCO2削減効果を「環境価値」に転換

使用済み自動車の部品を再利用することで、新品部品に必要な資源採掘・精錬・加工・製造や輸送に伴うCO2排出を回避できます。NGPは2013年から富山県立大学・明治大学との産学共同研究を進め、ライフサイクルアセスメント(LCA)を通じてリユース部品によるCO2削減効果を定量化してきました。

こうした研究成果をもとに、2022年からは、使用済み自動車の引取りやリユース部品の活用によるCO2削減効果を数値で示す「環境貢献書」を、損害保険会社、自動車リース会社、自動車販売業者、自動車整備工場等の自動車関連事業者に提供してきました。これにより、各企業が自社の環境貢献を具体的な数値で把握し、カーボンニュートラルやSDGsへの取り組みとして社内外に発信できる仕組みを構築してきました。今回のカーボンクレジット創出は、これまで環境貢献書を通じて進めてきた「環境価値の見える化」をさらに発展させ、リユース部品の活用によるCO2削減効果を、第三者による審査・検証を経て、取引可能な環境価値として新たに創出したものです。長年にわたり蓄積してきた研究成果と実績データを基盤に、自動車リユース部品の環境価値を社会に広く活用していく新たな段階へと進みました。

プレスリリースNO80自動車リサイクル部品環境貢献書(2026年10月版・見本)

自動車リサイクル部品環境貢献書(2026年10月版・見本)

2.全国のNGPネットワークを基盤に、環境価値創出を展開

対象部品は、全国のNGP組合員が「廃車王」を通じて一般のお客様から引き取った車両をはじめ、多様な使用済み自動車から生産されています。全国に広がる回収・部品生産ネットワークが、継続的な資源循環とCO2削減の基盤を支えています。

また、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新納啓介)との全損車両回収に関する業務委託契約に基づき引き取った車両も、リユース部品の供給源の一つです。これらの車両から生産された対象部品も、本プロジェクトのクレジット創出対象に含まれています。

3.二段階の第三者審査と電子公証で、クレジットの信頼性を担保

EARTHSTORYでは、第三者による審査・検証と電子公証システム等を組み合わせ、算定・認証プロセスの透明性を確保しています。本プロジェクトは妥当性確認(2026年7月28日)、検証(同年8月20日)を経て、9月17日に4,883tCO2eを発行。循環型産業の環境価値を、企業が参照・活用できる形で制度化した成果です。

4.脱炭素とサーキュラーエコノミーを同時に進める、日本発の新領域

脱炭素に向けては、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーに加え、製品・素材のつくり方と使い方を変える「サーキュラーエコノミー」「資源循環活動」を促進することが、カーボンニュートラル社会の実現に欠かせません。自動車パーツのリユースは、新品製造に伴うCO2排出の回避と、金属・樹脂などの資源利用の効率化を同時に促す「動脈・静脈一体型」の取り組みです。本プロジェクトは、日常の資源循環活動に経済的な評価を与え、その拡大を後押しする新たな仕組みです。NGPは今回、2種類の自動車リユース部品を対象としたクレジット化に成功しました。今後は対象部品の種類と点数を段階的に拡大し、自動車リユース部品の環境価値創出をさらに加速させていきます。

プレスリリースNO80使用済み自動車からの部品回収・検査・再利用とクレジット創出の流れ(イメージ)

使用済み自動車からの部品回収・検査・再利用とクレジット創出の流れ(イメージ)

■プロジェクトおよび発行概要

・発行日:2026年9月17日
・プロジェクト名:自動車リサイクル部品活用によるCO2排出削減プロジェクト
・プロジェクト運営管理者:株式会社NGP
・クレジット発行量:4,883tCO2e
・プロジェクト実施場所:全国(日本)
・発行対象期間:2023年6月24日~2026年6月30日
・発行基準:EARTHSTORYボランタリークレジット制度
・審査・検証:妥当性確認(2026年7月28日)、検証(同年8月20日)

プレスリリースNO80EARTHSTORYカーボンクレジット発行証書

EARTHSTORYカーボンクレジット発行証書

■自動車リユース×脱炭素―日本発モデルの社会的意義と展望

サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進に取り組む国際的な非営利団体、EllenMacArthurFoundation(エレン・マッカーサー財団)によると、再生可能エネルギーへの転換や省エネルギーによる対策だけでは、世界の温室効果ガス排出量の約55%への対応にとどまり、残る約45%への対応には、製品・素材の生産・利用方法を見直すサーキュラーエコノミーへの移行が重要とされています。

日本においても、政府は循環経済への移行を国家戦略として位置付け、2026年4月に「循環経済行動計画」を決定するなど、資源循環を通じた産業競争力の強化と持続可能な経済成長に向けた取組みを推進しています。こうした中、自動車リサイクル業界は、リユース部品の供給による資源の有効活用とCO2排出削減に加え、豪雨や浸水などの自然災害時における車両の回収・適正処理など、平時・災害時を通じて資源循環を支える重要な役割を担っています。

NGPは、今回のクレジット創出を新たな出発点として、全国の組合員によるリユース部品の生産・流通ネットワークと、長年蓄積してきた実績データを活かし、対象部品の種類と点数を段階的に拡大するとともに、継続的なクレジット創出に取り組んでまいります。

さらに、創出したクレジットの活用を広げるため、自動車産業のサプライチェーンを構成するステークホルダーとの連携を深めるとともに、幅広い業種の企業・団体との協働を推進してまいります。リユース部品の活用による環境価値を自動車産業の枠を越えて社会に広げ、資源循環と脱炭素の両立を目指します。

また、株式会社NGPおよびNGP組合員企業において炭素会計アドバイザー協会への入会ならびに「炭素会計アドバイザー資格」の取得を推進し、環境分野における人材育成に取り組むとともに、本活動を通じて、業種や業界の垣根を越えた幅広い企業・団体との連携を深めてまいります。

今後もNGPグループは、リユース部品の利用促進と新たな環境価値の創出・活用を通じて、企業・団体等のステークホルダーと多様な形で協働し、国が推進する循環経済への移行と、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

■クレジット情報の公開と今後の情報発信

本プロジェクトで創出したボランタリークレジットの情報は、2026年10月27日に、EARTHSTORYのマッチングプラットフォームで公開します。購入を検討される企業・団体の皆様は、以下のサイトから詳細をご確認いただけます。

EARTHSTORYマッチングプラットフォーム:https://match.earthstory.jp/

■代表メッセージ

株式会社NGP代表取締役佐藤幸雄

株式会社NGP代表取締役佐藤幸雄

「この度、自動車リユース部品の活用によるCO2削減効果を、世界初※となるカーボンクレジットとして創出できたことを、大変誇らしく思います。今回の成果は、全国のNGP組合員が長年にわたり積み重ねてきたリサイクル事業の実績と、あいおいニッセイ同和損保様をはじめとする多くの取引先・ パートナー企業の皆様との協働によって実現したものです。これまでのリサイクル活動から新たな環境価値を創出できたことは、業界にとっても大きな意義があると考えています。今回のクレジット創出を新たな出発点として、今後は対象部品の拡大に加え、自動車産業の枠を越えた幅広い企業・団体との連携を深め、環境価値の創出と活用を推進してまいります。NGPはこれからも、全国の組合員とともに、自動車リサイクル業界の新たな可能性を切り拓き、資源循環と脱炭素を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。」

■組織概要

名称
株式会社NGP
代表者
代表取締役 佐藤幸雄
所在地
〒108-0075 東京都港区港南2-12-32 サウスポート品川 4F
設立
1990年11月
事業内容
NGPシステムの運営管理、損害保険会社・リース会社等からの使用済み自動車引取窓口業務、組合員企業への各種支援
URL
https://www.ngp.gr.jp/
以上

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社NGP NGPサステナブル総務広報委員会
TEL:03-6705-1212
FAX:03-6705-1201
問い合わせフォーム: https://www.ngp.gr.jp/toiawase/

世界初(※)自動車パーツリユースによるボランタリークレジット4,883tCO2を創出
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