お知らせinformation

「第5回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

2021年7月6日

NGP協同組合では、2021年6月28・29日の2日間、香川県豊島にて環境保全・再生活動を行いました。

第5回目の環境保全・再生活動となる今回は、「柚の浜」の復元活動として荒廃地の整備と、前回と同じ場所の海岸漂着ゴミ回収を行いました。
また、瀬戸内オリーブ基金の呼びかけにより、愛媛大学で教員をされていた方と、岡山大学農学部の学生2名も参加。学生たちは大学で豊島の植生回復の研究を行っており「豊島の環境再生の役に立てるならば」と今回参加することになりました。

「柚の浜」の荒廃地の整備は、前回と同じく、本来ここには生えていない笹や木の根の除去を行いました。整備は今回で4回目となり、元々目的としていた場所の草木の除去は一旦目途がついたため、今後この場所は、土壌改良を行い来年以降オリーブの木を植える予定としています。

また、海岸漂着ゴミの回収を行い主にペットボトル等のプラスチックゴミの回収を行いました。前回から2カ月しかたっていませんが、漂着ゴミも多く、定期的な活動が必要だと痛感させられています。

今回も初めてこの活動に参加するメンバーも数名おり、廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんから豊島事件の歴史と不法投棄現場の浄化作業の状況説明を行って頂きました。
初参加のメンバーは豊島の歴史と活動する意義について事前学習をしていますが、実際に豊島における産廃事件を闘った方からの話を聞くことで、改めてこの活動に関する重要性を認識していました。

「柚の浜」荒廃地の整備 雑草等の除去作業
「柚の浜」荒廃地の整備 雑草等の除去作業
「柚の浜」荒廃地の整備 雑草等の除去作業

詳しくはこちら(https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima-project.php)

NGPでは、今後もオリーブ基金と協力して、「豊島事件」※2の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動に取り組んでまいります。

●コロナウイルス対策について
今回より参加者全員がコロナウイルスの抗原検査を実施し、陰性であることを確認したうえで参加。また、前回に引き続き、新型コロナウイルス感染防止の観点から、マスク着用はもちろんのこと、豊島への定期船は使用せず、チャーター船の利用など、可能な限り豊島住民と接触をしないよう配慮することに重きを置き、ボランティア活動を実施しました。

※1「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/
※2「豊島事件」
1970年代後半から1990年にかけて、約90万トンの産業廃棄物が香川県豊島に不法投棄された、国内では戦後最大級といわれる不法投棄事件。不法投棄された産業廃棄物の中で、使用済自動車から発生するシュレッダーダストが最も多く、自動車リサイクル法制定のきっかけの1つとなった。

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