お知らせinformation

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

2021年10月29日

NGP協同組合では、2021年10月28・29日の2日間、香川県豊島にて環境保全・再生活動を行いました。

第6回目となる今回は、過去最大の総勢22名が参加し、オリーブの収穫、不法投棄現場周辺の海岸漂着ゴミの清掃活動を実施しました。NGPグループでのSDGsへの取組み推進や活動報告を行う事で、豊島での環境保全・再生活動への取組みの重要さやSDGsに対する理解の広がりから多くの参加に繋がったと考えています。
3年目となるオリーブ収穫は、天候不順の影響からか、オリーブの実のつき方が悪かったり、実がつかないなど、例年より収穫できないことも危惧されましたが、昨年とは違うエリアにて収穫を行い、参加者全員の協力のもと過去最大の収穫量を達成することができました。 NGPでは、オリーブ収穫によるオリーブオイル等の販売収益が、瀬戸内オリーブ基金の活動資金になり、豊島での環境保全と 3R の大切さを後世に伝える活動に利用されるとの考え方から、毎年収穫のお手伝いを実施し、豊島の持続可能な地域経済に寄与しています。

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

不法投棄現場周辺の海岸漂着ゴミの回収活動では、広い範囲でゴミが漂着していたため、①「横引ヶ浜」と、②「水ヶ浦」北西端の2か所にて海岸清掃を行いました。ゴミの多くはペットボトルや、発砲スチロールなどのプラスチックゴミでした。そのまま放置するとマイクロプラスチックとなり、豊島を含む瀬戸内海の生態系を壊してしまう恐れがあることから、引き続き定期的な活動を行います。(赤枠内=活動場所)

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

また、初参加のメンバーに対しては、不法投棄現場と資料館の見学を行い、廃棄物対策豊島住民会議事務局長の安岐正三さんから豊島事件の歴史と不法投棄現場の浄化作業の状況説明を行って頂きました。 事前に豊島事件や豊島での活動意義を学んで参加していますが、発生から40年以上もたっているにもかかわらず、道半ばであることを、実際に直接聞き目で見ることで何かを感じてもらい、自動車リサイクルに関わるものとして、豊島におけるボランティア活動重要性を改めて感じることできた素晴らしい機会となりました。

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

「第6回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました

詳しくはこちら(https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima-project.php

NGPでは、今後もオリーブ基金と協力して、「豊島事件」※2の悲劇を二度と繰り返さないために環境保全・再生活動に取り組んでまいります。

●コロナウイルス対策について
前回に引き続き、新型コロナウイルス感染防止の観点から、事前に抗原検査を行い、マスク着用はもちろんのこと、豊島への定期船は使用せず、チャーター船の利用など、可能な限り豊島住民と接触をしないよう配慮することに重きを置き、ボランティア活動を実施しました。

※1「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/
※2「豊島事件」
1970年代後半から1990年にかけて、約90万トンの産業廃棄物が香川県豊島に不法投棄された、国内では戦後最大級といわれる不法投棄事件。不法投棄された産業廃棄物の中で、使用済自動車から発生するシュレッダーダストが最も多く、自動車リサイクル法制定のきっかけの1つとなった。


一覧へ戻る

ページ上部へ