「第21回 NGP香川県豊島 環境保全・再生活動」を行いました~
岡山大学との第12回目の産学連携による植生回復活動~
2026年5月29日
NGP協同組合は、2026年5月28日・29日の2日間、香川県豊島にて環境保全・再生活動を行いました。第21回目となる今回は、前回に引き続き、「NPO法人瀬戸内オリーブ基金(※1)」が推進する「ゆたかなふるさと100年プロジェクト」において、「岡山大学大学院環境生命科学研究科の嶋教授との産学連携による豊島植生回復活動」のボランティアとして活動を実施しました。
今回は、組合員および本部職員13名に加え、一般社団法人日本トラックリファインパーツ協会(以下、JTP)から7名が参加し、総勢20名で活動に取り組みました。
NGPとJTPは、「大型自動車リサイクル部品の環境負荷低減効果に関する産学共同研究」(※2)に取り組んでいます。同じ自動車リサイクル事業者として、豊島の環境保全活動に貢献したいとの想いから、昨年に続き共同で活動を行いました。

●岡山大学との産学連携による植生回復活動
今回は、産業廃棄物不法投棄現場を見渡せる展望台周辺の環境整備と、岡山大学による植生回復活動研究地の除草作業を行いました。
○展望台周辺の枯れ木・雑草の除去
豊島には、かつての産業廃棄物不法投棄現場を見渡せる展望台があり、環境問題を学ぶ場として多くの方が訪れています。しかし、周辺に枯れ木や雑草が生い茂り、現場を見渡しにくい状態となっていました。
そこで、訪れた方々が不法投棄事件の歴史や環境問題について学びやすい環境を整えるため、枯れ木や雑草の除去を行いました。
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展望台の周辺の雑草を伐採する様子①
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展望台の周辺の雑草を伐採する様子②
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作業後の展望台からの眺め
○展望台へ続く階段の整備
展望台へ続く階段には石や土が堆積し、歩きにくい状態となっていました。
見学に訪れる方々が安全に利用できるよう、石や枯れ枝を取り除き、階段の表面を均す作業を行いました。特に子どもたちが安心して見学できるよう、足元の環境整備に努めました。
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階段の雑草や石を除去する様子①
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階段の雑草や石を除去する様子②
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作業前
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作業後
〇見本園の整備
元々豊島に自生していた植物の苗木が植えられている見本園では、その周囲に雑草が繁茂していたため、苗木の生育を妨げないよう手作業で除去しました。
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見本園の雑草を刈り取る様子①
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見本園の雑草を刈り取る様子②
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作業前
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作業後
○植生回復活動研究地の除草作業
研究地では、これまでの活動で実施した「表土撒き出し法」により、豊島に本来自生していた植物の芽が出始めています。
一方で、周辺には背の高い雑草が繁茂し、芽生えた植物に十分な日光が届きにくい状況となっていました。そのため、研究対象となる植物を傷つけないよう注意を払いながら、手作業で雑草を取り除きました。
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嶋先生の説明を受ける様子
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背の高い雑草を手作業で抜き取る様子
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雑草を刈り取る様子①
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雑草を刈り取る様子②
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作業前
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作業後
●不法投棄現場見学
今回は初参加のメンバー5名を対象に、「豊島事件」(※3)と本活動の意義について理解を深めてもらうため、見学会を実施しました。
不法投棄を行った業者の元事務所を活用した「豊島こころの資料館」では、廃棄物対策豊島住民会議の石井亨さんから、「豊島事件」の経緯や深刻な環境被害、問題解決に向けた住民の長年にわたる取り組みについてお話を伺いました。
また、当時の写真や産業廃棄物(シュレッダーダスト)の剥ぎ取り跡を見学し、「豊島事件」が地域に残した影響と、不法投棄現場の現状について学びました。
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「豊島のこころ資料館」と「産廃現場」で豊島事件の歴史について学ぶ様子
●活動を終えて
今回の活動を通じて、自然環境の再生には長い年月と継続的な取り組みが必要であることを改めて実感しました。
植生回復の現場では少しずつ変化が見られる一方で、その成長を支えるためには定期的な除草や環境整備が欠かせません。豊島本来の自然を取り戻すためには、人の手による地道な支援を積み重ねていくことが重要です。
また、展望台周辺の整備は、豊島で起きた不法投棄事件とその環境被害を次世代へ伝える環境教育の場を守る活動でもあります。私たちは、瀬戸内オリーブ基金や岡山大学の皆さまとともに、豊島の自然再生と環境教育の両面から、この活動を継続してまいります。
豊島で起きた不法投棄事件による環境被害は、今なお完全に回復したとは言えません。NGPは今後も瀬戸内オリーブ基金、岡山大学と協力し、「豊島事件」の教訓を風化させることなく、環境保全・再生活動と3Rの大切さを後世へ伝える活動に取り組んでまいります。

過去の「国立公園原状回復活動(岡山大学との植生回復活動)」についてはこちら
https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima/recovery_univ.php
一般社団法人日本トラックリファインパーツ協会
https://jtp.or.jp/
※1 「瀬戸内オリーブ基金」
自動車リサイクル法制定の契機ともなった不法投棄事件が起こった香川県豊島の環境保全・再生活動に取り組むNPO法人(http://www.olive-foundation.org/)
※2 「大型自動車リサイクル部品の環境負荷低減効果に関する産学共同研究」
https://www.ngp.gr.jp/press/p_info/74.php
※3 「豊島産廃問題の歴史」について
https://www.ngp.gr.jp/sdgs/teshima/history.php
以上


